1日の乗降客数が約340万人とも言われている新宿駅。乗り入れ路線も多く、たくさんのショップがあるので買い物のついでに、と利便性がよい駅の1つです。私もよく新宿に買い物に行ったり、仕事で打ち合わせやごはん食べたり、カラオケで楽しむなどよく利用する駅です。会社帰りや学校帰りについでに新宿で脱毛できたら利便性いいだろうな、と思ってたところ、たまたまよく利用する南口にあるゴリラクリニック新宿本院で脱毛して来ましたので、レポートしたいと思います。

医療機関としての脱毛

一口に脱毛と言っても、脱毛を行っている形態は1つではないんです。脱毛サービスを提供する形態として、大きく2種類あります。1つは一般的にエステサロンで行っている脱毛と、もう一つは医療機関が医療の1つとして行っている脱毛があります。大きな違いは医療機関の脱毛は、医師免許を持った医師が診療を行ってから脱毛施術を行いますが、エステサロンはトレーニングを積んだエステティシャンが脱毛を行います。また脱毛で使う機器、方法が変わってきます。エステサロンはプロフェッショナルのエステティシャンがサロンでも使える機器を使って脱毛サービスを行います。それに対して医療機関は医療を提供する施設ですので、医師がいらっしゃるのと医療処置としての機器の使用、医療行為が可能となります。

またエステサロンは医療機関ではないので脱毛方法は光照射のみとなりますが、医療クリニックではレーザーによる脱毛を行います。光照射もレーザーもどちらも成長している毛の毛乳頭を破壊し、毛の成長を止めて抜けていくようにしますが、光の特性上分散して広域へ照射するので、毛乳頭に届く照射量が低下してします。
それに対してレーザー照射は1点集中するので、毛乳頭に届く照射量も大きくなり、破壊力が強くなる為、より高い効果が期待できます。つまりレーザー脱毛を受けるには医療機関での脱毛処置が必要となってきます。

体毛、ヒゲの生える過程を知っておこう

毛には成長期、退行期、休止期があり、それらを繰り返してきます。ひげだけでも200万本あると言われており、これらのサイクルを繰り返すことで常にひげが生えてきています。脱毛処理においてはこれから生えてこようとする成長期の毛に対して毛乳頭を破壊を繰り返していく事で次第に毛の量を減らしていきます。毛穴ごとに成長期が異なる為、周期的に照射を行う事で成長期の毛に対して毛乳頭を破壊し、徐々に毛の量を減らしていく必要があります。照射の強さによって毛乳頭を破壊できるエネルギーが異なる為、波長が長いレーザーの方が毛乳頭をより破壊する事が期待できます。医療機関のクリニックだからこそ、レーザー照射による脱毛でより多くの毛乳頭を破壊が期待できます。

実際に行ってみました

今回医療機関でのひげ脱毛を体験しに、新宿駅南口にある医療機関に来てみました。場所は以下で新宿駅南口から徒歩4分です。

新宿区新宿4-2-16 パシフィックマークス新宿サウスゲート5F

医療機関なので院、と呼ばれていますが、早速院につくと用意されている清潔感のある履き物に履き替えます。内装はとても落ち着きがあってかつ清潔感があり、黒をベースにしているのでシックな雰囲気です。もっとギラギラしていて派手そうで落ち着かない雰囲気かな、と思っていたのですが実際はそんな事はなく、安心できる雰囲気でした。
早速受付を行った後カルテを記載します。医療機関ともあって本人確認が必要となるので、名前が分かるものを持っておきます。私は運転免許証を提示しましたが、免許証がなくても身分証明として健康保険証でも大丈夫です。ただ医療機関だからと言って健康保険証を提示しないと施術を受けれない、という事はありません。医療脱毛といっても健康保険対象外ですので、保険適用はされませんので施術費を保険で賄えません。ご注意下さい。

さて、カルテの入力を終えて受け付けに持って行き、番号プレートを受け取ります。名前で呼ばれるとちょっと恥ずかしいよな、と思ったのですが番号であれば恥ずかしいって感じもないし、もし同姓同名でたまたまいる場合もあるし、間違いがあったら大変です。人によって部位が違いますから、きちんとした管理されているので安心です。

早速カウンセリングからスタートです。カウンセリングではカルテに入力した内容を基に確認から始まります。脱毛する場であっても医療機関になりますので、きちんとしたヒヤリングがされています。大きな病気した事ありますか、と最初に確認されたので特にないですと答え問題は特にありませんでした。
カウンセラーさんから体の毛について、丁寧な説明があります。私も知らなかったんですが、人の毛って下から上に行くほど、毛の量が増えていくんです。今回の施術対象となるヒゲは200万個の毛穴があるそうです、すごいですよね。さすがに1回だけではそれだけの量の対処もできませんし、順々に成長期になるヒゲなので即効性は体験できません。人によっても違いますが、一般的に体の毛は5回くらい処置することで減っていく実感が出るようですが、ヒゲは毛の数が多いし、毛が太いのでやはりすぐには減りません。毛の生え方、総本数など説明を聞くと確かに納得です。
またこちらのクリニックでは脱毛だけではなく、スキンケアや薄毛(AGA)にも対応しています。これは医療機関であるからこそ、処置ができるわけです。スキンケアをされている方も多くいらっしゃるかと思いますが、ローションを肌にすり込んでも皮膚の中まで浸透しないケースもあります。その場合、お肌に水分を補給できずしっかりした保湿ができないんです。お肌にしっかり水分を与え、保湿効果を得られる施術も一緒に案内頂けるのが安心ですね。毛穴が汚れや汗で塞がっていると、脱毛処理された毛が抜けにくい場合もありますし、レーザーが毛乳頭まで届きにくい場合もありますので、清潔にしておきたいところです。

その後も脱毛処理について、丁寧な説明がありました。確認としては、脱毛ができるのは成長期の毛で、毛に栄養分を送る毛乳頭を破壊し、毛の成長を止めて抜けてくる仕組みです。エステサロンでは光照射で行いますが、光の波長が弱いので破壊力、威力も低くなります。しかし医療機関だから使えるレーザーであれば波長が強いので、毛乳頭までしっかりエネルギーが届き毛乳頭を焼き切って破壊します。
ヒゲ脱毛だからと言ってヒゲだけにフォーカスしたカウンセリングだけではありません。お肌をキレイにする事も重要で、脱毛処置前にスキンケアのサービスも案内してくれます。

気になる料金は?

やはりどうしても気になるのが料金ですね。これも人によって毛の濃さ、太さ、密度がばらばらなのでその人にあったプランを提案してくれます。こちらのクリニックは医療機関なので、脱毛時痛みを軽減する麻酔を使う事ができます。これもオプションの為、つけるかの選択ができます。また平日通院ができる方は平日での処置プランにするとお得にできます。規定回数を超えてもっと脱毛をやりたい、という方ですと特定期間であれば何回でも脱毛をできるプランもあります。成長期の毛が生えてくるタイミングを取るため、間隔を取る必要がありますが追加料金なしで契約した脱毛を受ける事ができます。スキンケアのプランも申し込んでおくと、合わせて施術してくれるのでこのスキンケアプランは追加しておきたいオプションですね。お支払い方法やプランについて、心配や不安があったらカウンセラーさんに相談できますのでご安心を。

医師による面談は施術問題なしと判断

カウンセラーさんからの説明や相談が終わった後、医師による面談があります。カウンセリング情報を基に医師から健康状態の確認などがあります。こちらの脱毛処置は医療機関なので、医療行為となり医師の施術判断が必要になります。私の健康状態や皮膚の状態から問題ないと頂きましたが、日焼けが多いとか体調がすぐれない、などがあると施術の許可を出せないとのこと。また脱毛時に笑気麻酔を使う事ができますが、これも医師がいる医療機関だからこそ。なので、麻酔を使っても問題無いかの判断もして頂けます。これも患者様を第一に考え、無理がない施術を受けてもらう為医師の責任とのことでしっかり診察してもらえることで安心できます。
ヒゲ脱毛について今回問題なし、と頂きましたので施術を受けれる事になりました。笑気麻酔の使用も問題ないとのことで、無事カウンセリングも終わりました。

ヒゲ脱毛施術開始

カウンセリングと施術室は同じフロアなので、移動も楽でした。案内された施術室には今回ヒゲ脱毛で使用する蓄熱式脱毛器と笑気麻酔の機器が設置してあります。施術については看護師さんが対応して頂けます、まずは笑気麻酔のセッティングです。チューブから出てくる笑気麻酔を鼻から吸うのですが、看護師さんから「効いてくるとお酒に酔った感覚になります」と言われたのですが、元々アルコールに強い体質のせいか酔った感がなく体がだるいな、という感覚です。これで麻酔が効いている状態とのことですが、意識はあるし、足や手も動きます。ただ、だるいのでそのまま寝ていようと思っちゃいます。
脱毛を開始する前に看護師さんがマーカーで顔にラインを書いていきます。これはヒゲの状態を見てどこにレーザーを照射するか、をライン取りされているとのことです。もちろん消えるマーカーですのでご安心を。今回はもみあげ、あご、頬、鼻下と顔全体を選んでます。

ヒゲ脱毛って痛いのか?

早速脱毛開始ですが、麻酔が効いているとは言えレーザー照射されると痛みがゼロ、ではなかったです。成長期の毛がない部位は一切痛みはありませんが、ヒゲが濃い箇所は痛みを感じます。今回使った蓄熱式脱毛器は貯めた熱を移動しながら照射しますので、一箇所に痛みが集中するのではなく、ちくちくが移動し、皮膚の中に熱を持った感覚で脱毛します。照射力を下げれば痛みも緩和しますが、その人にあったできるだけ強い照射力で施術をするとのことです。これは弱い照射量だと脱毛効果が見られない事もあるので極力強めにします。もちろんどうしても痛みに耐えれないのでしたら、お気軽に看護師さんに伝えれば調整してくれます。
笑気麻酔を使って施術しますが鼻下の場合チューブがあるとレーザー照射ができないので、一時的に外します。外しても1,2分は麻酔が効いているので安心して下さい。蓄熱式脱毛器なので、滑らせながら照射ができます。私の場合、口周りとあごのヒゲが目立つのでちくちく感がありましたが看護師さんの手際の良さと、笑気麻酔の効果もあってスムーズに終わりました。

施術完了後は?

脱毛処理が終わると肌の冷却を行いながら、笑気麻酔のチューブを外します。麻酔は1,2分くらいで効き目がなくなるとのことですが、私の場合麻酔が効いている時の酔いがなかったので、いつ効き目がなくなったがよく分からなかったのですが、看護師さんからもう動いても大丈夫と言って頂きました。蓄熱式脱毛器の特性上、終わってからも肌の中に熱がこもっている感覚がありますが痛みやひりひりする感覚もありませんでした。万一何からの異常や違和感があった場合でも看護師さんに伝えて診療してもらえるので安心です。
脱毛処理を行った後は肌のケアが大切で場合によっては炎症を起こす場合もあるとのことです。なので、日焼けはもちろんNGでスキンケアをしっかりするのがよいです。例えば帰宅後肌水でケアするのでもよいと思います。
場合によって肌荒れ等が出る場合もあるそうで一時的なものなのでそれほどシビアになる必要はないとのこと。念のためで塗り薬を頂きましたし、何からの異常があった際は院に連絡することで対応してもらえます。
あとは受付で次回予約をする事もできますし、電話でも予約可能です。メンバーカードを受け取って本日は終了です。

まとめ

脱毛処理が終わったからと言ってすぐにヒゲがなくなる訳ではなく、その日すぐに効果を実感する事はできません。成長期が破壊された毛が1,2週間後に徐々に抜けてくるためです。また次の成長期の毛が出てくるので、新たに生えてくる事を繰り返します。したがって一定期間をおいて脱毛処理を繰り返す事が必要となり、処置を繰り返す事でヒゲの本数を減らして行く事が必要です。
特に始めはヒゲが濃く本数もあるため、痛みが伴う場合が多いです。しかしヒゲの本数が少なくなり、薄くなって行く事で痛みも軽減します。始めた当初より回数が増えるごとに痛みも減ってきます。レーザー照射は黒いものに反応するので、毛がないところに照射しても何も反応しない為です。
時間がかかるので、ヒゲを薄くしたいと思ったらできるだけ早く始めた方がよさそうですね。ひげ剃りが楽になる、青みがなくなるなどメリットを感じて欲しいです。

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