つらい! 体が硬いがゆえの柔軟体操
私は5年前、スポーツ事業を展開している会社に転職し、子供たちにチアダンスを指導するインストラクターをしておりました。当時26歳で体はまだまだ動く年齢だったので、仕事終わりにジムで汗を流すほど体力もありました。仕事の方ですが指導を受けていた子供たちは素直にダンスを楽しんでくれて、日々のレッスンが充実していました。ですが一つだけ自分には改善しないと!と思う事がありました。それは体が硬いこと。そんな中毎日レッスンでは生徒たちの前で柔軟体操の見本を見せなければならず、自分の体がキツいと思いながらも騙し騙しこなしていました。講師用として月に2回社内研修があり、外部のプロのチアリーダーの講師の方に来てもらい柔軟体操やストレッチのレクチャーを受ける機会があるのですが、これが本当に辛かったのを覚えています。
体を柔らかくしたい!憧れが出てくる
レクチャーが始まり頭を回すところから始まり、上から下に向かって徐々に体をほぐしていきます。いよいよ地面に座り、前屈から開脚、足抜きと進んで一通り終了。実はダンス練習よりも柔軟に掛ける時間の方が長く、それほど「準備」が大切なのだと改めて気付かされました。しかも体に柔軟性があると、ダンスのキレ、滑らかさや美しさが格段にアップし、できる技やジャンプの種類が増えます。それを見た私、体がぐにゃぐにゃに柔らかい講師の先生に憧れたのは言うまでもありません。「私も柔らかくなりたい!」「生徒が憧れる先生になりたい!」と研修の度に感化されていました。
最初は辛いけど続けると痛気持ちいい ??
しかし私が特に研修で過酷だったのが、体が硬い人でも容赦なく押されたり無理矢理180度開脚させられる事で、悲鳴を上げ涙を流しながらの研修でした。痛いしあんな思いはもうしたくない・・・なんとかしないと、それから家でも毎日ストレッチをするようになりました。帰宅後、21時頃のドラマを見ながら30分。お風呂上がりに30分。寝る前にベッドの上で30分。最初は痛いし、成長している気がしないし、そもそも私は柔らかくなれない体質なのでは?と疑ったりもしました。が、毎日続けているといつの間にか「痛い」が「気持ちいい」に変わっていることに気付きました。それから目に見えて柔らかさを実感できるまでそう時間はかかりませんでした。
何かしながらでOK とにかく続ける
やはり柔軟は毎日続けることが大切。続ける事が大切だったので例えばテレビを見ながらとか、本を読みながらなど、ながら運動だと続けやすいです。徐々に体が柔軟になり、ずっとコンプレックスだった体に自信が持てるようになったことが結果となって出来たので良かったです。しかも姿勢が良くなり、身のこなしが綺麗になったように思います。チアのインストラクターを引退した今でも、プロのチアリーダーの講師の方に憧れを抱きながら毎日ストレッチを続けています。